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イエスの福音への招き「信仰の分かち合い」

2020年04月26日

復活節第3月曜日

2020年4月27日

第一朗読:使徒たちの宣教(使徒言行録6・8-15)
福音朗読:ヨハネによる福音書(ヨハネ6・22-29)

 

「神の業を行うためには、何をしたら良いでしょうか」という問いに対して、イエスはお答えになられました。
「神がお遣わしになった者を信じること、それが神の業である。」

きょうの答唱詩編の答唱は、「神のみ旨を行うことは、わたしの心の喜び」であります。
神のみ旨、神のみこころを行うことができるようにと、わたしたちも日々祈っています。
「主の祈り」は「みこころが行われますように」と祈っていますが、
わたしたちを通して、わたしたちにおいて、神のみこころ、主のみこころが行われますように、
わたしたちが主のみこころを行う者となることができますように、という意味を込めての祈りであります。

神の業、つまり、神のみこころを行うためには、神がお遣わしになった者を信じる者でなければならない。

イエスはフィリポに言われました。「わたしを見る者は、父を見るのである。」
さらに、「父がわたしにおり、わたしが父の内におられることを、どうして信じないのか」という言葉であります。
神のみこころを行う者となるためには、信じる者でなければならない。
「信じる」という最も単純なことですが、それがかえって難しい場合もあります。
イエスの弟子たちも、なかなかイエスを信じ、生きることができなかった。
過越の神秘、死から命への過越の神秘を目の当たりにし、復活したイエスに出会って、彼らは少しずつ復活したイエス・キリストを認め、受け入れるようになったのでありました。

わたしたちの場合は、復活したイエスに出会った人たちがつくった教会に加わっており、
復活を信じて、復活を証しした人の信仰の、いわば、繋がりの中に置かれています。

信仰の分かち合いが 大切と考えます