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ルーベンス工房の版画家達による銅版画展

現聖堂献堂20周年記念企画
ルーベンス工房の版画家達による銅版画展

2016年05月30日

会期

第1部 2016年5月22日~6月5日の日曜のみ展示
第2部 2016年6月12日~6月26日の日曜のみ展示

内容

ルーベンス2007 年秋、本郷教会信徒 千葉氏より「ルーベンス工房の版画家達」により制作された版画を寄贈いだきました。

ご存知の通り、フランドルの画家ルーベンス(1577-1640)は北方バロック美術を代表する巨匠として知られています。

膨大な作品を残した彼の特質は、多くの弟子達を抱えた工房制作という一種の共同作業にあります。

ルーベンスの作品の多くは、工房版画家達(およそ100 人はいたと言われています)の手により複製版画として残されました。

ルーベンスの原画作品は約800 点に上りましたが、ルーベンスの直接監督の下に制作された作品も数多く、版画化によって、自身の作品の普及につとめるとともに、これらの作品の多様な広がりはルーベンスの根強い人気と幅広い活動の跡を伝えているといえましょう。

これらの版画は1988 年7 月、町田市立国際版画美術館、1988 年8月北九州市立美術館で開催された「ルーベンス工房の版画家達」に出品された作品の一部で大変貴重なものです。

千葉氏はご友人の山中氏からこれら5点の版画を譲り受けましたが、宗教画という性格上、ご自身が所有されるより、教会で観ていただく方が良いと考えられ、本郷教会に寄贈されたものです。

山中氏の夫君、山中己充人(きみひと)氏は、西洋古典版画(オールドマイスター)の大コレクターとして知られ、同時に絵画の解説者としても高名な方ですが、2008 年4月帰天されました。

これらの銅版画は、本郷教会図書室にて保管しておりましたが、このたび、「現聖堂献堂20 周年の記念企画」として採用され、皆様に展覧する機会が得られました。
どうぞこの機会にじっくりと御鑑賞ください。。

カトリック本郷教会管理者:浦野雄二神父
『ユスト』100 号編集委員会

 

詳細

作品・詳細につきましては、こちらの[PDF]をご覧下さい。