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イエスの福音への招き 「病人とはだれか?」

2019年03月09日

灰の式後の土曜日

2019年3月9日7 :25 本郷教会

第一朗読 イザヤ58・9b-14
福音朗読 ルカ5・27-32

説教

今日の福音は徴税人のレビの召命を告げています。
徴税人は娼婦と並んで罪人の代表とされていました。徴税人は異邦人である外国の支配者から委託されて税金を取り立てていただけでなく、規定以上の税を徴収して私腹を肥やしているという理由で、ユダヤの人々から憎まれ嫌われていました。その徴税人であったレビにイエスは「わたしに従いなさい」と言われた。レビは非常に喜んで盛大な宴会を催しました。おそらく彼は日ごろから後ろめたい気持ちを持っていたと思われます。イエスが徴税人と一緒に食事をしたということは同じ罪人の仲間となり、罪人が被った悪評、差別、蔑視、嫌悪を自分のものとして受ける、ということを意味していました。
使徒パウロが言っているように、神の前に罪のない人はいません。イエス自身は罪を犯しませんでしたが、わたしたちと同じ罪人となって、罪の結果を引き受けてくださいました。わたしたちは罪人であり、罪という病気を持っている病人です。イエスはわたしたちを罪から解放して健康な者にするために来てくださったのです。(ローマ3・5-26参照)
ここで言う健康とは、罪とその結果からの解放、そして永遠の命を受けることに他なりません。
福音朗読  ルカによる福音書 5:27-32
(そのとき、イエスは、)出て行って、レビという徴税人が収税所に座っているのを見て、「わたしに従いなさい」と言われた。彼は何もかも捨てて立ち上がり、イエスに従った。そして、自分の家でイエスのために盛大な宴会を催した。そこには徴税人やほかの人々が大勢いて、一緒に席に着いていた。ファリサイ派の人々やその派の律法学者たちはつぶやいて、イエスの弟子たちに言った。「なぜ、あなたたちは、徴税人や罪人などと一緒に飲んだり食べたりするのか。」イエスはお答えになった。「医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである。」

岡田武夫名誉大司教説教集ブログより転載しています。
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